大学時代の家(1996年4月~2000年3月)

住体験

初めて一人暮らしをした家です。

大学入学を機に、生まれ育った実家から離れ、初めて一人暮らしをした家です。間取りは6畳の1K、いわゆる典型的な学生用アパートで家賃は共益費込で5万円くらいだったと思います。

初めての一人暮らしで、初めての自由を満喫する一方で、家に帰っても誰もいない寂しさ、家事の大変さ、家計管理などを学ぶことができた家でもあります。両親には仕送り等が増えてしまって申し訳なかったのですが、この時期に一人暮らしを経験することができて、本当に良かったと思います。大学の友人と一緒に夜通しゲームをしたり、お酒を飲んで他愛のない話で盛り上がったり、楽しい記憶がたくさんある家です。

部屋は階段を上がったすぐの2階の部屋で、洋室はフローリング、キッチンはガスコンロ。周辺の学生用アパートの部屋は電熱コンロが多い中、あえてガスコンロにしたのは、実家もガスコンロで火のある生活がなくなるのが少し寂しかったのと、自炊をしようと思っていたので火力が必要だと思っていたからでした。実家では布団で寝ていたので、ベットで寝るのも初めてでした。

実際暮らして始めると、一番感じたのは部屋の狭さ。実家は延床30坪くらいはありましたので、当たり前といえば当たり前です。そこで、勉強机の椅子の上、ベットの上、カーペットの床と、目線の高さを変えて気分転換していました。実家では自分の部屋は散らかっていることが多かったのですが、一人暮らしを始めたこの部屋は、生活空間も兼ねた狭い部屋だったので、掃除はこまめにして、いつも綺麗にしていました。おかげで、部屋に来る友人には「こんなきれいな部屋、見たことない」といわれるぐらい。この綺麗好きな面は、当時の自分自身にとっても意外な自分の発見でした。

また、住んだ当初は建物の前は広めの空き地になっていて、近所の子供たちがよく遊んでました。暖かい日に、昼間にベットに横たわって、窓から入っているうららかな日差しでウトウトしながら、外で遊ぶ子供の声を耳にして、”平和だなぁ~”と昼寝するのが、とても好きな時間でした。でも、大学3年の頃に、家の前の空き地は宅地造成されて戸建て住宅が建ってしまい、日差しもあまり入らなくなり、ちょっと残念に思った記憶があります。

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