我が家のキッチンは、この本に登場するキッチンを参考にしています。
目次
「関係」を楽しむ -中心のある家ー
「集う」を楽しむ -渡辺さんの家ー
「素材」を楽しむ -持永さんの家ー
「仕舞う」を楽しむ -齋藤さんの家ー
「空間」を楽しむ -壁の重なりの家-
「外との関わり」を楽しむ -東が丘の家-
「機器」を楽しむ -斎藤さんの家-
「火との関わり」を楽しむ -神楽坂の家-
「風」を楽しむ -小田木さんの家-
「収納」を楽しむ -井関さんの英-
「光」を楽しむ -銀閣寺前の家-
自邸「中心のある家」で有名な建築家、阿部勤氏の設立した会社であるアルテック。そのアルテック(阿部氏と安立氏)のキッチンのつくり方を紹介した本です。アクテックのキッチンのつくり方は、目次でもわかるように、関わり方を大切にしており、人、光、自然、素材などとの関わりを大切に、住まい手との関わりも特に大切にされています。
この本は、マイホーム設計中に、知人で北欧テイストの素敵な別荘をお持ちのT氏にお会いした際、「ペニンシュラキッチンって知ってる?参考にしてみては?阿部勤氏の建築だよ」と教えていただいたことをきっかけに読んだ本です。阿部氏と安立氏の設計した数多くのキッチンについて、どのようなことを考えて設計したのか、その背景と工夫した点が、実際にキッチンを使っている写真を元に記載されており、細かい寸法を含む設計図も載っていて、自宅のキッチン設計の際にとても参考になりました。また、料理好きの阿部氏らしく、ところどころに料理のレシピが載っていて楽しいです。
カラー写真が少ないのが少々残念ですが、自宅のキッチン設計の参考にしたい方にはお勧めです。
なお、我が家のキッチン設計については、この本の「壁の重なりの家」の”緩やかに仕切りながらつなぐ”、「銀閣寺前の家」の”ペニンシュラキッチン”のコンセプトは取り入れています。
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