現役不動産屋が教える、「おいしい土地」の買い方 三住友郎著

書籍

この本を読んで、土地が500万、安く購入できました。

目次
第1章 おいしい土地が出てくる!
第2章 業者だけが知る、おいしい土地の見つけ方
第3章 業者だけが知る、おいしい土地の買い方

建築関連業者をいくつも渡り歩いた末に、土地・不動産の販売業に転職。これまでに2000件以上の土地・不動産売買の実績がある三住氏の書いた、おいしい土地の見つけ方、買い方の本です。

この本は、ちょうど購入したい土地が見つかり、不動産会社と価格交渉に入る直前に、何か参考になる本はないかと探しているときに出会った本です。

上記目次の通り、3章構成ですが、特に第3章の「業者だけが知る、おいしい土地の買い方」は、”値切りのチャンスは申込時の1度だけ” ”「番手」を取った後では、値切りはできない” など、土地・建物の売り手側の不動産会社や仲介業者がどのようなことを考えているのか、業界のルール等も含めて、非常に生々しく詳細に記載されており、大変参考になりました。また、買い手である自分自身の強み、土地の弱みを意識して価格交渉にあたることで、実際に交渉前の価格から500万程度の値引きに成功しました。不動産会社の担当者いうのは、価格交渉に非常に長けており、平気で二枚舌を使いますので、彼らの頭の中を知っておくのは、交渉に際して大変有意義です。

これから、土地・マイホームを購入しようと考えている方には、一読することを強くお勧めします。

また、価格交渉とは別ですが、著者があとがきに書かれていた箇所で非常に印象に残っている記載がありますので、下記に抜粋して記載いたします。当時、別の方からも「土地は80点で十分。こだわりすぎてはダメ」と言われておりましたし、実際、土地購入を経験してみて、本当にそうだなと実感しています(私の場合も、土地購入を決意したのは、探し始めてちょうど2か月後くらいでした)。

”不動産仲介業者をしてウン十年、購入者には大きく二つの傾向があることに、あるとき気がつきました。不思議なほどに、8割の人は、「不動産を買おう」と決めてから2か月以内に物件を決めます。しかし、残りの2割の人は、えんえんと決まりません。決めることができず、2年、3年と現地を見続けるのです。なぜか?そういった人は優先順位を決めきれないのです。
<中略>
購入前には、条件のうち、8割は納得はいったが、どうも2割は納得がいかないといった状態でも、住み始めると気にならなくなるものです。それどころか、その物件から家族とともに成長していく物語が始まることで、思い出が積み重なり、愛着が増していくのです”

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