改訂新版 コワーい土地の話 三住友郎著

書籍

土地に関する基礎知識を楽しく学べます。

目次
第1章 土地探し 最初のハードル
第2章 マイホームの夢を阻む「法の制限」
第3章 土地が家作りに与える重大な影響

この本は、”現役不動産屋が教える、「おいしい土地」の買い方”の前著です。土地購入に際して知っておくべき注意点・制約、例えば、接道義務、用途・防火地域、容積率、建ぺい率、斜線制限などが具体的事例を挙げて説明されており、大変わかりやすいです。発行年が2009年とやや古い本で、楽しく読めるようにやや極端な事例もありますが、土地に関する一通りの知識を楽しく学ぶのには良い本だと思います。

個人的には、心理的瑕疵物件でのエピソードは、とても記憶に残っていますので、下記に抜粋します。いろんな人がいるんだなぁと改めて感じました。

”都内ある高級住宅街で、一家惨殺事件があった家が売りに出ていたんです。バブル期にできた100坪くらいある豪邸で、2億円くらいの値段がついても良い物件-中略ー最終的に8千万円まで落ちたとき、買い手がついたんですが、その方、外科医でした。「血しぶきも見慣れてますし、オカルト的なことは信じてませんから、ぜんぜん気になりません。広くていい家ですよね。日当たりもいいし」みたいな感じでサラッと買われたそうです。「そりゃあ、確かにいい家で日当たりもいいけど、殺人事件もあったじゃん!」って一般人は思いますけど、こういうのって、本当に買った人の感じ方次第なんですよ”

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